やまおく 法事作法所作を凛とする。

⑥通夜後は、通夜ぶるまいに棺守り

通夜が終わったら、親族など向けに、感謝の気持ちを込めて、食事やお酒を振る舞う「通夜ぶるまい」を行います。

故人の供養の目的もあり、故人とともにする最後の食事との意味合いもあります。通夜ぶるまいは、弔問者全員向けに行われたり、地域によっても喪主の考えによっても異なります。また、最近では、通夜ぶるまいを行わない場合も増えているそうです。

私の場合、葬儀場に事や宿泊ができる控室兼個室があり、通夜が終わりしばらくすると、控室の大きなテーブルに葬儀の打ち合わせで注文していた大皿料理が準備されました。飲み物は、ビール、ノンアルコールビール、ウーロン茶、ジュースなどを用意しました。私の場合、故人の兄弟・親戚が多く、久々にみんなが集まったこともあり、故人の思い出話で和やかな時間となりました。2~3時間と、通常よりも長くなってしまったのですが、最期は喪主が挨拶をし、お開きとなりました。

通夜ぶるまいの後は、泊まり込みでお棺守り

通夜は、本来、故人を偲びながら夜通し行われるものでした。最近では、1、2時間程度で行われる半通夜が一般的になりつつあります。

通夜が行われた後、葬儀社では、故人と一緒に寝泊りできる部屋があるので、そこで一晩過ごします。葬儀社にもよるのですが、お風呂がついていて、布団やパジャマのサービスがあるところもあります。夜を通して、線香の火を絶やさず、故人に付き添うことを、棺守りといいます。私の場合は、3人で棺守りを行いました。故人と最期ということで、3人、それぞれ寝ては起きて、故人の顔を見つめては寝るという繰り返しでした。

翌日は、お昼頃から葬儀となります。

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