やまおく 法事作法所作を凛とする。

①死は突然訪れる。まずは葬儀社へ連絡

死は想像以上にあっけなく、せつないもの

最近、エンディングノートなど、事前に自分の死について整理する方が増えています。残された人に迷惑をかけないようにと、お墓や葬儀の準備までする人もいるそうです。現に、私の周りでも、お墓を自分用に購入している人や遺書を書いている人がいます。死はどこか遠く、現実的でないもののように感じますが、確実にどんな人も生を受けたのと同じように、死を迎える時が来ます。その日ばかりは、おそらく、誰も予言できません。

私自身、とても身近な人の死が、ある日突然、訪れました。

朝、何気ない挨拶をして、久々に一緒に朝ごはんを食べ、いつものように大した話もせず、仕事に出かけました。出先で、何度か電話とメールが入っていたものの、気が付いたのは17時過ぎごろ。急いで電話を掛けると、家族から「ちょっと大変なことが起きたので、とにかく早く帰って来て」と。

家に戻り、車から降りると、身近な人の死を告げられました。その人は、とても元気で、健康そのもの。毎日犬の散歩は朝夕2時間。小学校の交通安全、地域の神社のことに関わり、時間がある時は畑作業の日々でした。ある程度の年は取っていたものの、死はまだ、現実味がなくどこか遠くにあるものと考えていました。

それが、畑で倒れ、突然、死を迎えてしまったのです。

死は、想像以上にあっけなく、はかないもの。

しかし、そんな悲しみに浸っている時間はありません。

その人は、畑で倒れ逝ってしまったこともあり、その場で救急車を呼び死が確認されると、次は警察の現場検証となりました。警察で検死が行われ、検死が終わったのは、それから6時間後でした。

人が亡くなり、まずやることは葬儀社への連絡です。自宅など安置所へいち早く運ぶ必要があります。

人が亡くなり、何よりも先にしなければならないことは、葬儀社への連絡です。病院で亡くなる場合も同様です。死は突然訪れるので、葬儀社はもちろん24時間対応です。人が亡くなった時、病院などには長く置いておくことができないため、自宅など安置所にいち早く運ばなければなりません。その場合、葬儀社に連絡を取り、遺体搬送車(寝台車)で運んでいただきます。

私の場合、ある葬儀社の会員になっていたので、そこに連絡を取りました。昔は、葬儀を自宅で行うところが大半でしたが、今は大半が葬儀社で行うのが一般的になりつつあるのではないでしょうか。

自宅に運びいれ、布団の上に北枕で寝かせてくれます。時期やお亡くなりになられた人の状況によると思いますが、ドライアイスなどで冷やす場合もあります。顔には白い布がかぶせられます。

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