やまおく 法事作法所作を凛とする。

そもそも、お釈迦さまとは?

仏教を説いたことで知られるお釈迦さま

お釈迦さまはブッタとも呼ばれ、ブッタのほうが馴染み深い方もいるのではないでしょうか。手塚治虫の漫画・ブッタは名作として知られ、今もなお多くの人々に読まれています。

お釈迦さまは、紀元前5~6世紀ごろ、インドネパール地方のシャカ国の王子として生まれました。名前は、ゴータマ=シッダールタ。何不自由のない暮らしをしていたお釈迦さまですが、贅沢な暮らしは虚しいばかり。その贅沢な暮らしへの疑問は、お釈迦さまを悩み苦しめることになります。「人間は、いつか老いて死ぬ。その苦しみからは逃れられない」。この苦しみを解決するために、出家して僧侶になろうと決意するのです。実際に出家したのは、29歳の時でした。

6年にも渡る苦行を行ったものの、心が肉体から解放されることはありませんでした。そこで、お釈迦さまは苦行に区切りをつけ、瞑想を繰り返すようになります。1人で黙々と座禅を続けるお釈迦さま。いつの日か、迷いや苦しみがなくなり、ついに悟りを開くのです。ブッタとは、悟りを開いた者という意味があり、お釈迦さまはブッタと呼ばれるようになるのです。

悟りを開いたお釈迦さまでしたが、悟りの内容はとても難しく、多くの人々に理解をしてもらえるものではありませんでした。そこで、以前一緒に修業をしていた5人の仲間に理解を求め、実際に5人の仲間はお釈迦さまの教えを受けて悟りを開いていきました。これこそが、「仏(お釈迦さま)」「法(真理の教え)」「僧(教えを実施する仲間)」の三宝が誕生した瞬間でした。

そして、お釈迦様が80歳の頃、その生涯を閉じたそうです。現在伝えられている仏教の教えは、お釈迦さまが悟りを開いてから亡くなるまで、弟子たちに口づてに教えた内容をまとめたものになります。

葬儀は、故人を仏弟子にし、迷いや苦しみから解放されたお釈迦さまの悟りの世界へと送るための式でもあります。仏弟子になった証として戒名が与えられるのです。

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