四十九日法要が終わると、お葬式の際にいただいた
ご香典に対するお返しの準備(香典返し)が必要です。
このページでは、
法事アドバイザーの経験を元に香典返しのお礼状・挨拶状の準備の仕方や簡単でシンプルな例文・文例または、のしの例をお教えします!
香典返しのお礼状・挨拶状見本
四十九日が終えてから郵送などで手配する
香典返しには、挨拶状(お礼状)を添えておくと丁寧です。
簡単な構成としては、お葬儀からの御礼の言葉と、無事に四十九日を終えました。という報告です。
「ご尊家ご一同様には益々ご清祥のこととお慶び申し上げます
先般 亡○ ○○儀
死去の際には ご鄭重なるご弔詞を頂き その上過分なるご香料並びにお供物を賜りまして
御芳情の程に有難く厚く御礼申し上げます
御蔭を以ちましてこの度 ○○○○○○○
忌明けに当たり近親者相集い滞りなく法要を相営みました
これ偏に皆様の御蔭と深く感謝致す次第でございます
早速拝眉の上御礼申し上げるべきところ失礼ながら書中をもって謹んでご挨拶申し上げます」
必要な情報は、故人のお名前と戒名(法名)や、代表の方の住所とフルネームと日付くらいです。
①続柄 と故人の名前
②法名・戒名(いれなくても可)
③日付
④住所
⑤代表の名前
構成としては、上のものくらいの簡単でシンプルなものがいいでしょう。
一般的に和紙を用いたものが高級感があり良い印象です。
とはいえ、香典返しのお礼状は普段使わないような言葉遣いが多いですよね。
そういった理由もあり、個人でご準備をされるというよりも、業者の方であらかじめ用意されたフォーマットに必要な情報を載せていく・・・・
といった流れが一般的ですし安心です。
もちろん故人への思いを、自分の言葉で付け加えたい!という方には、文面を付け加えることも可能です。
熨斗(のし)の見本
香典返しの熨斗(のし)に関しては、地域性がありそれぞれの準備がされているようです。
全国的に使われるのが、「志」こころざしです。
志は仏事のお返しの熨斗(のし)として、全国共通ですのでどこの地域にだすにしても安心で万能な言葉です。
地域によっては、
・満中陰志
・忌明志
・忌明御礼などなど・・・
それぞれの地域によって熨斗(のし)書きは様々ありますが、あまり神経質に考えなくても大丈夫ですのでご安心ください。
なにより、挨拶状(お礼状)を添えてありますので、何に対するお礼なのかは判断がつくはずです。
まとめ
香典返しのお礼状や熨斗(のし)の準備は、普段使わないような言葉遣いが多く、頭を悩ませるかもしれません。
大切なのは感謝の気持ちを伝えることですので、考えすぎず気楽に準備していきましょう!